ほんだなぶろぐ

読んだ本、漫画、見た映画などについてのレビューを、備忘録を兼ねて行っております。

2018-04-16から1日間の記事一覧

翻訳で死なない小説とは? カーヴァー「羽根」(「大聖堂」より)

翻訳本のことを話すときにときおり話題になるのが、「翻訳本は原文から翻訳するときにその文章の本来の魅力は損なわれてしまう。だから、その小説の真髄を味わうには原文のままで読むしかない」というもの。 その主張にも一理はある。英語圏でしか伝わらない…