左側には面白いことを書いてください「あなたを天才にするスマートノート」
岡田斗司夫の「あなたを天才にするスマートノート」を読みました。
著者の岡田氏が以前オイコノミアに出演されており、そのスタイルが話題になっていました。
この人FREEexという会社の代表取締役なのですが、印税なしで本を書いたりしているそう。どうやって利益を得るかというと、社員からもらう。社員は、岡田氏と仕事することで何か少しでも多くのことを吸収し、3年後には必ず独り立ちするというシステムなんだとか。
普通は社長が従業員に給料を払いますが、逆なのですね。うん、かなり変わっていますね。
そんな岡田氏の「あなたを天才にするスマートノート」は、アウトプットのためのトレーニングを重点に置いたノート術、という感じです。
特にユニークなのは、一日にノートの見開きを左右2ページを使うこと。ただし、書くことがなくて余白があってもOK。
右側のページ(横書きで、左閉じのノートを想定)から埋めることを提唱しています。そうすると、左側のページの空白が気になって来て、ついつい左側も埋めたくなる、ということだそうです。
詳しくは省きますが、ざっくり言うと、右側に今日あった出来事を書き、左側に面白いことを書くそうです。
左側には面白いことを書いてください。
右側には論理的なことを書き、左側には、右側で書いたことに対するツッコミだとか、具体的な失敗談だとか、的確なたとえ話、ギャグなどを書くそうです。論理的なことって、誰が考えても同じ結論になるので、面白くない。のだそう。
初めから面白いことがかければ苦労はないよ、、、と思うわけですが、まぁ、それも練習ということで。。
人に意見を伝えるというのは実はとても難しいものだと思います。お腹がすいた、だとか、トイレに行きたい、だとかは誰にだってすぐに伝えられますが、より複雑なことを相手に伝えるためには技術が必要です。
とにかく書く、というのも一つの練習方法ですが、この本では、普段まったく文章を書かない人も対象に、ステップ別で徐々にステップアップしていくように練習方法が書かれています。
実を言えば僕は途中で飽きてなげだしちゃったのですが、続けていれば天才になった。……かも??