ほんだなぶろぐ

読んだ本、漫画、見た映画などについてのレビューを、備忘録を兼ねて行っております。

「超簡単お金の運用術」

 

運用するほどの資産も無いのですが、後学のために笑
超簡単と銘打ってあるだけに、まず結論から書いてありました。
 

この本の結論

資産は低金利な銀行に預けていたら増えません。
 
リスクを最小限にしつつ、「損をしない」ベストではないけど、明らかな間違いを犯していない、ベターな運用を勧めています。
 
現在の銀行口座の貯金から、3ヶ月分の生活費を残して、残りを資産運用に当てます。その中でも、元金割れしない無リスクな運用と、リスクのある運用に分けます。無リスクな運用としては十年満期の国債、リスク運用としては投資信託をお勧めしています。
手数料の安い金融商品としてTOPIX連動型上場投資信託、SMTグローバル株式インデックスオープンを紹介していました。
 

世の中の9割以上の金融商品は考慮にも値しない

面白いのはこの本、世の中に出ている90%以上の金融商品は買えば必ず損をする、と断言していることです。例えば投資信託は、証券会社に株式銘柄を選んでもらって、利益が出たら配当をもらう、というシステムですが、当然証券会社は手数料を取って利益を得ます。
どの株式銘柄が儲かるか、なんてプロにも分かるはずがありません。だから、手数料の高い商品は絶対に買ってはならないのだそうです。
証券会社は、自分たちの利益を最大化したいと思っていますから、手数料の高い商品を勧めてきますが、それを買ってはいけません。
 
例えば、元金割れを保証したもの、配当を毎月もらえるもの、元金を毎月積み立てていくもの。これらは手数料が高くなるため、お勧めしない。とありました。
 
なるほど。
これらの金融商品は、多少手数料が高くなっても安定を求める消費者の嗜好を熟知したものですね。だから手数料が高かったとしても人気があります。
資産運用、株式市場や投資は完全に自己責任の世界です。自己責任の世界とは、無知がリスクとなってしまう世界。リスクヘッジをきちんとして、自分で完全に理解している金融商品にだけ手を出したいものです。